こんな方法ではジアミンアレルギーによる接触性皮膚炎は防げないでしょ!


こんにちは~今日から3月ですね!
もうすぐお花見じゃないですかぁ~^^個人的に靖国神社行きたいです。
画像引用元:Yasukuni Shrine 靖国神社の夜桜 : panopic360Tokyo

やっぱり花見は良いですね~今年は厚着して夜桜に挑戦したいものです。
(みんな幸せそうだな~^^)

本題です!
昨日の夜に僕の携帯のchromeオススメ記事に出てきたこちらのブログ。
岡江美希オフィシャルブログ「美肌は太陽が好き」
全く知らなかったのですが、案外有名な方なんですかね?

しかし有名ならば、なおのこと!ちょっと問題ありそうなブログ書いてますよ。
スカルプケアの真実この中に頭皮の写真が出てきますが、この写真はおそらく乾癬の症状ではないのでしょうか?
岡田さんのお母様の体験談は真実の確かめようもありませんが、襟足の写真はカラーリングのトラブルになにか関連ありますか?
おそらくはなんら関連のない画像を引用もしないで持ち出して、不安を煽るのはちょっと頂けないと思います。

僕のchromeオススメに飛んできたのはこちらの記事。
ヘアカラーにも ドキドキ
首相官邸って(笑)
もともとジアミンアレルギーによるカラーリングのトラブルは以前からあるのですが。
どうでしょうね、、、ホームカラーの一般化はトラブルの増加に加速をかけましたかね。。

エポラーシェの このスカルプガードを シャンプーの後に 頭皮に直接シュッシュ して
頭皮マッサージをしてあげると、ヘアカラーで頭皮に残った
ジアミンを 全て中和してくれるんです
すると、今まで痒かったのが、一切 その痒みという現象が消えるんです
実家の母が ジアミンアレルギーで、突然髪の毛が染めれなくなって
ずっと 銀髪だった母・・・ 最近 この スカルプガードで
また髪の毛を染められるようになりました
えらいもんですね!

 

ジアミンを全て中和!?(O_O)

僕も詳しく無いですが(美容師のくせに)中和の意味わかってますか?
中和の定義

中和(ちゅうわ)は、塩基を成する化学反応である。ほとんどの場合、同時にが生成する。アレニウス酸と塩基の中和は、必ず水と金属塩を生成する。多くの場合、中和反応は発熱反応である。例えば、水酸化ナトリウム塩酸反応である。しかし、炭酸水素ナトリウム酢酸の中和のように吸熱反応となる中和反応も存在する。中和反応は、その結果必ずpHが7になるというものではない[1]。最終的なpHは反応物の酸と塩基の強さによって変わる。

ちなみに酸と塩基は酸性とアルカリ性と言う事ではないです。
知恵袋より

塩基性というのは2つの物質をのどちらの酸性度が高いかという比較に基づいて、
酸性度の弱い方を塩基(性)と呼んだものです。
なので、同じ物質であっても比較する相手が違えば酸になったり塩基になったりします。
たとえば、酢酸は水との比較では酸ですが、硫酸との比較では塩基になります。

それに対してアルカリとは?

アルカリというのは、常に比較対象として水を想定しています。
すなわち議論の対象は水溶液中のみであり、水よりも強い酸であれば酸性、
弱い酸であればアルカリ性と呼ぶわけです。

それでは本題のジアミンを中和できるかですが、詳しくわかりません!(笑)
んが!ちなみにこの酸化染料、アミン系と言いまして以下が有名どころです。

~アミン系成分~
パラフェニレンジアミン
パラトルエンジアミン
硫酸トルエン-2.5-ジアミン

良いですか?酸化染料なんです。。。。染料。
もし染料が中和されてしまったら????

色がなくなってしまいませんか?
テレビの通販とかで透明なバケツに青いインクと溶かして、
そこにオススメの洗剤とか入れると透明に戻るような演出を見た事ありますが、
そう言うことになるんじゃないでしょか??違いますか???

 

更にこの商品のLPがこちらにありますが、
その中にはジアミンの中和機能については、さすがに出てきません。
代わりに出てくるのが、過酸化水素の中和です!

でもですね、過水の中和って身近にありますよ!
過酸化水素3%溶液を別名オキシドールと言いますね。

日本において2.5~3.5w/v%過酸化水素水はオキシドールと呼ばれ、創傷・潰瘍部位などの消毒に使用されている。
過酸化水素は粘膜や血液に存在するカタラーゼにより分解されるため、
創傷・潰瘍部位において殺菌作用を発揮するのは瞬間的であると思われるが、
毒性が低く、また分解時に酸素の泡を放出して洗浄作用を発揮する。
また過酸化水素はコンタクトレンズの消毒薬(一般用医薬品)としても国内で利用されている。
この利用法の場合、過酸化水素が残留すると眼を刺激するので、中和を完全に行いよくすすいで使うことが必要である。

毒性が低い(笑)

大体、仮にジアミンが中和出来たとしても、このての商品はカラー剤が皮膚に接触した後なんですね。
僕は5分でもジアミンに触れたら被れますよ!
ジアミンアレルギーの僕がパッチテストをやってみたPERT4
参考までにこちらもどうぞ!過酸化水素とパラフェニレンジアミンは同じグループ3ですw
本当に発がん性あるの?ジアミンは有害なのか?頑張って調べて見たぞ!

でもこちらの商品、ヘマチンなど配合されているのでカラーリング後(特にホームカラー後)の後処理にはかなり効果を発揮すると思います。
残留過水、未発色の色素を残さないと言うところで、ホームカラーに追加したいアイテムかなとは思いますが。。。
要するに、酸化染料であるジアミンと2液に使われる過酸化水素を混同してお間違いになられているのではないかと推測されます。

なので、

ジアミンアレルギーの方は
このての商品を過信すると
超危険ですよ!
Σ( ̄ロ ̄lll)

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