ジアミンアレルギーの僕がオーガニックカラーをパッチテストしてみた!


いつもお世話になっております<(_ _)>
年末も差し迫ってまいりましたが如何お過ごしでしょうか?

ようやくガーラ湯沢オープン出来ましたね!ゲレンデは盛り上がってる事でしょう!
うちは、、、いまいち盛り上がりに欠けまして、、心配ですw
あ!24日なんかは超絶暇になることもありますのでとってもおススメです\(^o^)/

さてシリーズ「パッチテストなどしてみた」のコーナーですが、
さすがにもうネタはないんじゃないかと思っていても1.2年に一つくらいはネタが見つかります。
過去にはこのようなネタ達がいます。(一部抜粋)

んで、今回のテーマは【オーガニックカラー】というものなのですが、こちらは年に数回は話に上ります。

★内容的にはこんな感じです。
いつも通りカラーした→カブレた→相談した→オーガニックカラーなら大丈夫だと思ってやってみた→オーガニックカラーでも同じ結果だった。

↑のストーリーの細かい部分の違いは色々あるでしょうが、まず言えるのは日本におけるオーガニックカラーは一般的なアルカリカラーと同じです。(ヘナなどは当然除く)
アルカリカラーの一部の製品がオーガニックカラーと名乗ってるだけです。

メーカーは別に悪くないです、表現上問題ないわけですから。(法律上?)
ちなみにオーガニックの定義はこちらです。Wikipediaより

「有機農業の推進に関する法律」(平成18年法律第112号)の第二条において、有機農業は次のように定義される;「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」[4]
農林水産省の「有機農産物の日本農林規格」[5] では、有機農業で生産された農産物(有機農産物)は次のように定義されている。
  • 有機農産物
  1. 有機農産物:農薬と化学肥料を3年以上使用しない田畑で、栽培したもの[注釈 2]
  2. 転換期中有機農産物:同6ヶ月以上、栽培したもの。
  • 特別栽培農産物
  1. 無農薬栽培農産物:農薬を使用せずに栽培したもの。
  2. 無化学肥料栽培農産物:化学肥料を使用せずに栽培したもの
  3. 減農薬栽培農産物:その地域での使用回数の5割以下しか農薬を使わずに栽培したもの。
  4. 減化学肥料農産物:同化学肥料を使わずに栽培したもの。
有機JAS規格では有機農産物を「生産から消費までの過程を通じて化学肥料・農薬などの合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、遺伝子組換え種子及び生産物等をまったく使用せず、その地域の資源をできるだけ活用し、自然が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたもの」と定めている。

要するに農作物です。
ひょっとしたら有機農法で作られた餌のみで飼育した、牛さんや豚さんなども含まれるのかもしれません。

その辺を踏まえると、農作物というか葉っぱや茎を細かく砕いてペースト状にして、仮にカラー剤みたいな状態にしたとしてそれを髪に塗付したところで、明るいベージュっぽい髪色!とか、グレージュ!とかイヤリングカラー!とか出来るとか思いませんよね?

もちろん↑のような定義で作られた植物の成分が混ぜて作られたカラーなのでオーガニックカラーと呼んでいるのかもしれませんが、天ぷら蕎麦にどれだけ七味唐辛子をかけても「天ぷら蕎麦」ですよね?「七味唐辛子そば」にはなりませんよね?ふつうは。
その部分が「有効成分」と言われる部分で、カラー剤でもパーマ液でも性能を決定する「一番大事な材料」です。

「天ぷら蕎麦」でもう少し深堀してみようと思います、蕎麦アレルギーがありますので。

「天ぷら蕎麦」で一番の有効成分がやはり「蕎麦」でしょう!
次が「天ぷら」か「つゆ」その次に「薬味」や「七味」って感じでしょうか。
もちろん全ての素材が完成度の高い「天ぷら蕎麦」には不可欠でしょうが、なくても成立する材料もありますね。

オーガニックカラーに上にあげたいくつかの理屈を当てはめるとオーガニック的成分が有効成分ではないことはわかります。
それはカラー剤の全成分表示からも確かです。
では役回り的に「天ぷら」なのか「薬味」なのか?

どちらにしてもどんぶりの中に入って無くてもお蕎麦としては成立する材料でしょう。
天ぷら蕎麦ではなくなる場合もあるかもしれませんが。

★有効成分の濃度の違い
「二八蕎麦」は蕎麦の濃度が高いが、駅中などの「立ち食い蕎麦」だと、うどん粉の分量が多いそうでそれでも蕎麦自体は入ってます、入ってなければ「うどん」になる。
カラー剤の場合もアレルギー症状を起こす可能性の物質の濃度が違っても大なり小なりカブレる人はカブレます。
★補助的材料の違い
天ぷら蕎麦でも山かけ蕎麦でも、蕎麦アレルギーの方は食べるのに注意が必要ですよね!
てか普通は食べなさそう。
A社の○○カラーと、B社のオーガニックカラーは名前が違っても基本構造が同じなのでカブレる人はカブレます

お蕎麦を美味しく食べられる人はお蕎麦を怖がりません。
普段カラーして問題ない人もカラーすることにあまり抵抗ないはずです。
でもアレルギー持ちの場合は別ですよね。
蕎麦アレルギーなら蕎麦粉が入ってそうな食品に気を付ける。
甲殻類にアレルギーがあれば魚介類に気を付ける。
ジアミンアレルギーならジアミンを含むカラー剤に気を付ける。
これは鉄則でしょう!

ではここで実際にパッチテストをやっていきたいと思います。
僕はオーガニックカラーなるものの実際の名前など知らなかったのでディーラーさんに教えて頂き2本ほど購入してみました。

髪色を楽しむファッション系のカラーといわゆる白髪染め系の2種類です。
塗布する前の僕の右腕。

混ぜる前の状態、黄色い方が白髪染めの薬です。
腕に塗布して20分放置しました。
拭き取ったところ。
翌日の状態。
いかがですか?白髪染めの方が暗くする力がより必要なため反応は強いですがどちらも赤くなってますよね。
感作する薬剤には接触した時間がダメージに関係するために、
実際は全頭にカラー剤を塗布する時間+発色までしっかり時間を置くと言う工程を考えれば肌についている時間が20分という事はまずないでしょう。
実際のところは最低でも35分は頭皮に付着していると考えて間違いないです。

結論としては、
「オーガニックカラーはオーガニック成分を含んでいても有効成分は普通のカラー剤とよく似てる」
という事になります。

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