ノンジアミンカラーでも、若干痒みが出てしまう場合の対処方法。


カラーリングで一番気をつけないといけないのはパラフェニレンジアミンへのアレルギー反応です。
とても強い接触性皮膚炎を起こしますので(僕も重度のジアミンアレルギーです)一度でもこの体験をしたことがある人は、
カラーリングに対して少なからず恐怖心をお持ちでは無いかと思います。

ですがこの現象、「アレルギー反応」ですのでアレルギーが無ければ特に問題ないのですが、
巷では、「パラフェニレンジアミン=悪い物」とうい認識の方も少なくありません。

お蕎麦を美味しく食べられるのに「アレルギーが起きることもあるから悪い物」とは考えませんよね?
お蕎麦アレルギーの方は美味しいお蕎麦が食べられない事を本当に不便に思っているわけです。
ジアミンアレルギーになってしまったばっかりに、気軽にカラーリングできない(白髮を染められない)不便さはとても厄介です。
この辺は何度も書いていますがジアミン染料のアレルギーと健康志向をごっちゃにしない方が良いのでは?と言う事です。

カラーリングを行うときに、ジアミン染料へのアレルギーは絶対に見過ごす事が出来ないのですが、
初めてのご来店で、まずはパッチテストを行う際はついでにいくつかその他の薬剤も調べる事が多いです。
そしてここ最近のパッチテストでジアミンの入っていない薬剤にもわかりやすい反応を見せた方がいらっしゃいました。
その時の写真がこちら。

とても強い反応はジアミン系のカラーなのですが、その隣はノンジアミン系のカラーです。
四つのパッチテスト、下から(肘の方から)二つが反応し、上の二つは無反応。
このような方もまれにいらっしゃいます。

下の写真は上のパッチテストの方では無いのですが、施術例にもアップした事例です。

ジアミンカブレで検索、5年前から通って頂いてるT様。
一応本人談ですが、その昔「ヘナ」でも思い切り被れたそうです。(ケミカルヘナかな~?と思うのですが今となってはわかりません)
ゼロジーボタニカルにも様々な染め方がありますが、ジアミンフリーでもお肌が赤くなってしまう方もいらっしゃいます。(この方もそうです)
今回の方法は一番センシティブ処方。
染め方と、染まりの維持に多少コツが必要ですが、写真のように白髪染め出来てます。

ちょっと仕上がりの写真が証明でキラキラしてますが、ちゃんと染まっています。
ジアミンアレルギーを起こす方ははじめからアレルギー体質というか感作しやすいようです。

 

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