パッチテストの結果があまりにも酷すぎる件について…悲しいけどこれジアミンアレルギーなのよね!


あなた~♪変わりは~♪ないですか~?
11月がとても温かくて皆さん行楽ですか?今回の3連休が暇で死にそうでした…だれか助けてください!yun_3282
神奈川も紅葉が本格的になってきましたね~どこか見に行きたいものです。
そうだ丹沢へいこう♪大山ロープウェイに乗りたいですな。

しかし、先日のニュース
類稀なるセンスを惜しげもなく披露する、バカッターが我が子(3歳児)にタバコ吸わせて逮捕されていましたが…。
ニューサイト見てたら彼女?と三人で写ってる画像が目に飛び込んで来まして、ドキッ!として胸が締め付けられた。
なんと、か弱き3歳児にカラーリングしてはりますやん!?!?何考えてますか?あなた?バカですか?(十分バカなんでしょうが)
まったく不必要なカラーリングを3歳児に施すとは、自分がホームカラーした残りで染めたか?息子用にわざわざ購入したか???
どちらにしろホームカラーですよね??サロンでやった?写真を見る限り根元から完璧に染って見えますが、タバコ吸わせて笑ってる位だからカラー剤が頭皮に付着しないように子供の皮膚を労わるなんて思考は圏外でしょう?
もし3歳児の肌にカラー剤付けながら染める施術をサロンが行ったなら(まずそんなサロンは無いと思いますが)余計なお世話でしょうが閉店してくださいよ。
(子どもの髪色が父親の髪色とかなり近いからおそらく自分が染めた残り物で染めたな)
大人でもヒリヒリして痛がる人がいるような行為を自分の息子に…かわいそうに…。

で、年に一度ほどですが、「アルカリカラーはちゃんとコントロールして染めないと痛い目見ますよ!」ということで、
自ら人柱となりアルカリカラーに被れる人はこんな感じになります的な実演を行っております。
今回で3回目のこのシリーズ(笑)。もう流石にただパッチテストしても面白くないので、
「アルカリカラー」「ジアミンフリーのゼロジーボタニカル」「ライトナー」という性質の異なる三つのカラー剤を自分の肌に乗せて20分放置してテストしてみたものです。

「アルカリカラー」はご存知ですよね、ドラックストアとかに置いてあるカラー剤は、マニキュアタイプかアルカリカラーです。images images (1)
黒髪を明るく出来たり、白髪を真っ黒に染めたり出来るのがアルカリカラーです。ジアミン染料を含むため明るさや染まり具合をコントロールしやすい一番スタンダードなカラー剤です。ほとんどのサロンで使われていて、逆の言い方しますとアルカリカラーしか使ってないサロンがほとんどです。(昔使ってたな~懐かしのコレストン)

次がノンジアミン系の「ゼロジーボタニカル」です、ジアミン染料持ってませんので、白髪を長時間染めて保持するのは苦手です、その辺はダブルプロセスでカバーできます。ライトナーと混合して使用することでかなり明るい髪色も表現できます。

最後が「ライトナー」です。特に染料を持っていません、ただ髪の毛を明るくするしか出来ないブリーチ剤です。DSC_0068
2液(第2剤)の過酸化水素水(3%ではオキシドールと呼びます)の濃度や分量をコントロールすることで大まかなブリーチ力のコントロールが可能です。
フルパワーで使えばこれ位の髪色に脱色できます。

では実験開始しますね!
最初の写真が薬を乗っけた状態ですね、このまま20分放置します。DSC_0027
(自分は重度のジアミンアレルギーなので20分もあれば十分すぎる位、完璧に反応します。)
ちなみに、この「パッチテスト」。法律で毎回カラーリング前にやることが義務ですが…パッチテストすることで症状が悪化してしてしまったり、皮膚に付く回数が増えることでアレルギーを逆に引き起こしやすかったり、なんとも難しい代物です。自分は必要最低限しかパッチテストをお客様に行っていません。

次の写真は20分放置した後に薬剤を水で拭き取ったところです。DSC_0028
まだなにも起きていませんね、薬が付いていたところが分かる程度です。ちなみにこのテストは午後の8時過ぎに行いました。

最後の写真2枚が次の日お昼ごろの写真です。時間が経つとDSC_0033 DSC_0035カラーリングリムーバーで皮膚に付いていたカラー剤は簡単に落ちます。
油性マジックの囲いのなか、アルカリの場所だけ赤く腫れていますわかりますか?軽い痒みが伴います。
アルカリカラーが付着していたところだけきっちり被れてしまいました。(やる前から結果はわっていますが)
このかぶれは…そうですね~20日くらいは治りません、ノンジアミンとライトナーの塗布された部分は全く何も感じません。

このように、ジアミン染料は一定の確率でアレルギーを起こしてしまう方がいます、自分くらい重度の症状ですと絶対にアルカリカラーをしてはいけません!
ほんとうに大変な事になります。
施術後にポリポリと何日か頭を掻いてしまうという軽度の症状でもいつ重症化するかはわかりませんから、使用するカラー剤を見直す必要があるかと思います。

いかがでしたか?今回のテーマは「正しいパッチテストのやり方」ではないですよ!
ケミカル系のカラー剤だから何でもダメってことではなくて、まずは注意するべき染料(パラフェニレンジアミン)が存在するということを実験でお見せしたかったのです。ライトナーが金髪に出来る位のパワーがあっても僕の肌は全然被れていませんよね?(施術中の刺激はあるかと思います)

ブレスグラスではカラーリングにトラブルがある方が他のサロンよりはるかに多いでしょうが、もちろん中には染めてる最中に一切不快感なし、何も感じないという方もいくらでもいらっしゃいます。
多少なりとトラブルがある方は白髪染めをなるべく安全に行う為に、少しの手間をとらせていただいています。(少しじゃない場合もあります~笑)

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