ホームカラーとしてヘナをする時の注意点


ヘナを使って白髪染めなどをご自宅で行う時に、放置時間を適当にされている方が時々見受けられます。
ヘアカラー剤で染める時のポイントに、量、湿度、時間があります。
まず、ヘナに限らずどんな薬剤も乾燥してしまったら効果がなくなりますが、特にヘナなどの植物染料はとても乾燥に弱いです。
施術時にオイルを混ぜて乾燥を防ぐくらい乾燥しやすいです。
その為、塗布が終わったらラップなどでくるみ、乾燥が進まないようにして放置しないといけません。
そして、ヘナは特にたっぷりと塗布しなくては染まりません。
染まるまで、比較的時間が掛かるのもヘナの特徴です。

どうしてもしっかり染めたいと考える為、たっぷり塗布ラップで密閉放置時間長め、となります。
このとき、最後の放置時間が問題になってきます。
(ヘナはアルカリなどもっていませんので毛髪に対してオーバータイムはありません)
たっぷり塗布する事と、ラップで密閉する事は最低条件ですが、
放置時間が1時間以上だったら如何でしょうか?
放置時間は毛根へのストレスにつながります、以前お家でヘナを長くされている方がいらっしゃいまして、
なんと当時の放置時間8時間!!
朝にヘナを仕込んで、夜流す。これを3週間に一回行っていました。
これでは育毛の真逆となります。
ぎゅ~っと圧迫された状態で空気が入ってこない、頭に汗かいても逃げ場所がない。ヘナは重いため少し引っ張られている感覚もあると思います。
(特に、自分で染める時は後ろに髪を梳かしながら染めるようになりがちで、それによってさらに毛根にテンションが掛かります。)
30分程度なら全く問題にもなりませんが、長時間は危険です。

実際、その方の髪の毛はターンオーバーが早まり抜け毛が多い状態でした。
アドバイス後、放置時間を1時間以内に変更したら、みるみる正常な状態にもどっていきました。
(この正常にもどるスピードも人それぞれだと思いますがこの方はかなり早い、ラッキーなほうだと思います。)

髪の毛がしっかり染まっても髪そのものに影響でたら意味ないですものね!

ヘナの放置時間に関しては気にされない方がいるとは思いますが、どんなに長くても1時間で流したほうが無難です。

PAGE TOP